b09006「環境ビジネスのいま」 ☆☆
環境ビジネスのいま (NTTデータ経営研究所情報未来叢書)
環境ビジネスのいま (NTTデータ経営研究所情報未来叢書)
NTTデータ経営研究所


各論的で全体像がつかみにくいのが難ではあるけれど、日本が国家として企業と取り組んでいこうとしている環境ビジネスの最先端が見えてくる本にはなっている。

第2章の「地球温暖化対策を評価軸として高度化する3Rビジネス」(指田光章氏担当)が全体の中では面白かった。
リサイクルから3R(リサイクル、リデュース、リユース)への転換が起きていて、どのオプションを使っていくかを環境負荷を定量化できるLCA(ライフサイクルアセスメント)で評価するという流れがわかりやすい。
さらに段階を進めたものが、

<<抜本的なCO2対策として、枯渇性資源の消費を最小限に抑える「低炭素社会」の実現をキーワードとして、化石燃料やそれから製造されるプラスチックの代替物としてのバイオマスに大きな期待が寄せられている。
バイオマスとは、生物資源(bio)の量(mass)を表す概念で、「再生可能な、生物由来の有機性資源で化石資源を除いたもの」である。
このようなバイオマスを燃焼させた際に出るCO2は、光合成により大気中から吸収したものであるため、化石燃料を燃焼させて出るCO2と異なり実質的に大気中のCO2を増加させることがない。この性質を「カーボン・ニュートラル」と呼ぶ。>>p.45

今後の課題としては、たぶん
・国や自治体が、現在のプラスチック等のリサイクルについて、LCAにより環境負荷低減のできる仕組みを導入する。これによって、3Rのどれを使うかがはっきりするのではないか。また、何かの事業活動を行うときのオプションの選択として、環境負荷低減の指標からも比較が可能となる。
・バイオマスを使った循環型システムを試行していき、いずれはリサイクルからの移行を進める。
ということにあるように思う。
いずれにしても、この2つは間違いなく今後の環境ビジネスを担わなくてはいけないものになるのではないだろうか。
| 読書(環境)| 11:22 | comments(0) | trackbacks(0) |
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