b09039「ハイエク 知識社会の自由主義」 ☆☆☆
 一週間後の自主勉強会の講師役なのでハイエク本を再読。

今回は注意深く読んでいった。
社会主義のような計画経済について、一部の計画者がすべてを決めていくものであり、そもそも人間の理性や知性では決めていくことなどできないとして、これに反対して、市場にゆだねた経済を提唱する。
市場にゆだねるという点でリバタリアンと言えるわけだが、フリードマンと異なるのは、ハイエクが混沌とした20世紀初めのウィーンを体験したがために、懐疑主義が根底にあるということ。
フリードマンが純粋な経済学者であるのに対して、ハイエクの関心は経済学から法学にあり、心理学や生物学など多様な分野に及んでいる。
そうした多くの学問分野を含めて、経済学を考えることができたのが彼の強みであり、一方でケインズとの論争に負けたりしたことはその弱みが出たのかもしれない。

いずれにしても、サッチャーやレーガンの経済政策に取り入れられて、規制緩和を行って小さな政府に移行していくことで経済的な成功をおさめたという点で、彼の経済学は称賛され続くだろう。

| 読書(経済学)| 21:26 | comments(0) | trackbacks(0) |
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