b10018「1Q84 BOOK3」 ☆☆☆
村上春樹さんの新作「1Q84  BOOK3」を読みました。読後のメモ書きです。

○全体構成
・複層的なストーリー構成に感嘆(小説内小説のメタ構造、1984と1Q84の二重世界)
・軽いけれど、表面のその下にどろどろとした泥濘も用意されている。泥濘に足をはめてみるか、とりあえずは表面をぴょんぴょん跳んでいくかは読者に任されている。

○主題
・一番大きな主題は、組織の大きな力に対して、個人はどのようにバランスをとって、生きていくということだろうか。特に、誰もが信じられるストーリーのなくなった現代に、どのようなストーリーを個人は背景として生きていくのかということ。
・NHK集金人の父との確執、相互理解への歩み寄りといったものが、海辺のカフカなどと同様に別主題として用意されている。

○登場人物から学べること
・ものごとを深く考えて、追求していくこと
・繰り返しの作業の中に、何か(意味)をみつけていくこと
・人を深く思うこと。思い続けること。
・象徴が、行動と繋がるときに意味をなすことがあること。ただ、考えるだけでなく、行動を伴っていかないと動いていかないこと。
・単純な抜け漏れが命取りになりえること。

| 読書(小説)| 00:31 | comments(0) | trackbacks(0) |
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