b08037「サブプライム後に何が起きているのか」 アメリカ帝国の次に力を握る国とは? ☆☆☆
サブプライム後に何が起きているのか (宝島社新書 270) (宝島社新書 270)
サブプライム後に何が起きているのか (宝島社新書 270) (宝島社新書 270)
春山昇華


サブプライム問題がなぜ起こり、今後どうなっていくのかが、わかりやすく説明されています。
筆者は、不完全、不十分、不正確という評価を金融のプロから受けることも敢えて甘受して、この本をわかりやすく書いたとしていますが、どこが不完全なのかわからないくらい、大変わかりやすい本です。
アメリカのサブプライムローンが織り成すビジネスモデルの破綻により、信用収縮で紙くずになった不良証券をためこむアメリカの大手金融機関を手助けすることで台頭してきたイスラム金融やアジア(特に中国)は筆者の言うとおり今後の世界のキャスティングボートを握っていくのでしょう。
アメリカは日本がかつて味わったような失った10年になるのかもしれません。ただ、時価会計ということで一挙に損失を計上していることからうまく乗り切るのかもしれませんが、それでも受けた傷は大きいようです。
また、トリプルAを乱発した格付会社や信用を軽々と打ってしまったモノラインの保険会社に対しても世間の目は厳しくなるのかもしれません。

世界の覇権が、ローマ帝国→イギリス→アメリカと移ってきて、今後さらにそれが中国かイスラムに移るだろうという読みはスケールが大きいです。(ほんとうにどうなるのだろう?)
そうした中で日本にも、知恵とお金を上手に結合させて世界に投資を行なえば、今後の伸びしろがあるとしている。そのためには、社会を引っ張るリスクテイク族が増えることが必要だとしている。
| 読書(経済学)| 23:27 | comments(0) | trackbacks(0) |
Comment








Trackback

Entry: main  << >>

Category

Search

Entry

Comment

Archives

Link

Feed

Others

無料ブログ作成サービス JUGEM

Mobile

qrcode