b09032「人を動かす」 人が動き出すコミュニケーション術 ☆☆☆
人を動かす 新装版
人を動かす 新装版
デール カーネギー,Dale Carnegie,山口 博


読書会風の授業の第一回の指定本。読むのは三年ぶりくらい。
「人を動かす」というタイトルだが、内容は人を立てたり、称賛することによって、「人が動き出す」といったイメージに近い。
コミュニケーション術としてはかなり当たり前のことが書かれているが、日常の生活でも仕事でも、みんな自分のことが可愛いから人は第二義になってしまって、実行できていないものばかり。
この本の中に書いてあることを、意識して実行できれば、僕らの世界はなんと住みやすく、なんと生きやすくなることだろう。
仕事の人間関係に詰まったら、必ず読み返したい本です。

| 読書(経営学)| 11:20 | comments(0) | trackbacks(0) |

b09030「日本のブルー・オーシャン戦略」 戦わずして勝つ方法 ☆☆☆
日本のブルー・オーシャン戦略 10年続く優位性を築く
日本のブルー・オーシャン戦略 10年続く優位性を築く
安部 義彦,池上 重輔

これまで耳にしたことがあったけれども内容を理解していなかった「ブルー・オーシャン戦略」についての本を読んでみた。かなり目から鱗だった。

これまでのマーケ手法はポーター先生が提唱された方法で、競合他社との競争にいかに勝つかに着目したものであったが、ブルー・オーシャン戦略はこれまでバリューが見いだされていないところに照準を絞って、一人勝ちを狙う戦略である。

例で挙げられている任天堂のWiiはわかりやすい。
過去のゲームがグラフィックス、コントローラなどで他社と差別化を図っていたところに、Wiiは身体全体を使う、家族みんなで楽しむといった新しいバリューを提示することで一人勝ちした。

まったくの発想の転換ということなのだが、その発想の転換をフレームワーク化して思考の順序、戦略の落とし込みにまで言及したのが「ブルー・オーシャン戦略」である。
特に既存のバリューと比較することのできる戦略キャンバスの考え方は面白い。

こちらは、キム教授のオリジナル本の内容を、日本の事例に落としこみ、わかりやすく解説した本のようで、頭に入ってきやすかった。
自分の将来ビジネスに有効活用させてもらえそうである。
| 読書(経営学)| 08:20 | comments(0) | trackbacks(0) |

b09026「経営戦略を問いなおす」 戦略は経営者の頭の中に宿る ☆☆☆
経営戦略を問いなおす (ちくま新書)
経営戦略を問いなおす (ちくま新書)
三品 和広

大学院の授業で「ストラテジック・インプリメンテーション」という戦略の落とし込みについて学んでいる最中ということもあり、再読してみた。

前回そうだったように、やはり目から鱗。
日本企業が売上高重視で、営業利益にはほとんど反映していない点は極めて重要な指摘だ。
ヒロセ電機とSMK、ウシオ電機と岩崎電気、キーエンスとオムロンなど、競合2社から戦略の取り方によって、片や営業利益を伸ばしているのに、片や売上は伸びても営業利益が低迷している例をあげているのがわかりやすい。
この差は自社工場にあり、自社工場をつくらずに差別化製品だけに特化するほうが営業利益が高く、自社工場で汎用品をつくるようになると営業利益が上がらなくなるということのようだ。
そして、そこには創業社長でうまくいっていた営業利益重視戦略が二代目で拡大路線に走ってうまくいかなくなっていることを喝破する。
つまり、戦略は人(特に経営者の頭の中)に宿るということを導き出す。

そのために経営者(後継者)を育てるためにも、人を見極める必要が出てくるのだけど、これをパーソナリティ(印象)、キャラクター(倫理、道徳)、テンパラメント(感情)の3つが代表格とされているとのこと。

テンパラメントの形成には、若い多感な時期における原体験のようなものが大切で、そこでどのような体験を積んでいるかで著者は人を見極めると言います。

さらにテンパラメントに加えて、<<具体的に事業の立地や構えや均斉に作用する手口、または得意とする決め技 p.161>>を会得しておく必要があり、それは30代で頭と体を動かしてフィードバックによって会得する必要があるとしています。

一方で30代社員が会社の外の世界に向けてエネルギーを使うことには懐疑的です。それが自分の仕事に直結しなければ、逃避であり、エネルギーの浪費だとします。できれば、この時期には既存ではない新しい事業(海外開拓の事業)等に携わることを勧めています。

全体的に、人に向けてのメッセージは組織に残って経営者になっていくための考え方を書いています。起業家としてやっていくための考え方についても三品さんに伺ってみたいところです。


▽前回の感想
http://blog.pakira.net/?eid=870203
| 読書(経営学)| 07:26 | comments(0) | trackbacks(0) |

b09024「リッツ・カールトンが大切にするサービスを超える瞬間」 ☆☆☆
リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間
リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間
高野 登

「サービス・マネジメント」授業の予習用に読んだ本。
読んでいくうちに思わず姿勢を正したくなるような内容だった。

リッツ・カールトンが優れていて、他の真似を許さない理由は3点あると思った。
1.従業員全員が起業理念であるクレドを座右としており、紳士淑女であることを常に体現したサービスを行っていること。
2.権限移譲(エンパワメント)がはかられており、すべての従業員が自己判断でサービスを行うことができること。
3.従業員満足度を謳っていること。従業員がサービスを受けているからこそ、それ以上のサービスを提供しようとするようになるということ。採用試験にまでドアマンがいて、ピアノの伴奏がつくなど驚きだった。
| 読書(経営学)| 21:48 | comments(0) | trackbacks(0) |

b09022「ビジネスロードテスト」 ビジネスプランのチェック用フレームワーク ☆☆
ビジネスロードテスト 新規事業を成功に導く7つの条件
ビジネスロードテスト 新規事業を成功に導く7つの条件
ジョン・W・ムリンズ,秦 孝昭,出口 彰浩,兎耳山 晋

今度携わる社会起業家のビジネス・プランの評価を行うために読んだ本。

大学院の「ベンチャー・マネジメント」の授業でも紹介されていたSeven Domainsのフレームワークの説明が記載されている。
今回はこの1〜4についての評価とアドバイスを行うことになる。

1.市場[マクロ] 市場規模・市場成長性・PEST
2.市場[ミクロ] ターゲット顧客とセグメンテーション
          競合製品に対する優位性(品質、スピード、価格など)
          セグメントの規模・成長性
3.業界[マクロ] 5F(新規参入、代替品、売り手、買い手、業界内)
4.業界[ミクロ] 経済合理性のあるビジネスモデル
  持続可能な競争優位性(参入障壁を築けるか)
          収益性
5.チームの使命、メンバーの野心、リスク許容度
6.KSFに対する実行力
7.バリューチェーン上の実行力

     


| 読書(経営学)| 23:05 | comments(0) | trackbacks(0) |

b09001「道具としてのファイナンス」 使えるファイナンス ☆☆☆
道具としてのファイナンス
道具としてのファイナンス
石野 雄一

2009年度の一冊目ですが、これは読書というより、ファイナンスの参考書代わりに使っている本です。
基本を見直す際に重宝する本で、クラスメートもこれを愛用している方が多いです。

| 読書(経営学)| 20:07 | comments(0) | trackbacks(1) |

b08079「エマソン妥協なき経営」 地味だけどすごい経営 ☆☆
エマソン妥協なき経営―44年連続増収を可能にしたPDCAの徹底
エマソン妥協なき経営―44年連続増収を可能にしたPDCAの徹底
浪江 一公

管理会計の嶋田講師の推薦本。
44年間も連続増収のエマソンの元CEOが、エマソンの経営のあり方をつづっている。ただ、粘り強くPDCAをまわすことが強さの源泉なのだけど、まぁよくそこまで貫けるなというのが感想。
僕が読書中に印をつけたところをメモしておく。

一般に業績低迷の理由として4つあげている。
〃弉茲鬚弔った人間がその計画を機能させる責任をもたない。
¬槁犬畔鷭靴離潺好泪奪
主要な経営ポジションの継続性の欠落
ぬ簑蠅砲弔い討ちんとコミュニケーションがとれていない。
p.48

筆者(チャールズ・ナイト)の考えるリーダーシップ
1.プライオリティを決めることができないといけない。
2.難しい問題の解決を部下に任せるのではなく、問題に自ら対峙する能力が必要。
3.妥協しない。高い卓越性の基準を設ける。
4.切迫感をもって事にあたる。何もしないより何かしたほうがよい。

5.できるだけ情報を集めて、意思決定する。
6.問題に対してコミットしなければいけない。それは態度や行動に表れる。
7.できないことより、できることに注力する。
  特に現場や人にかかわる問題はすぐに対処する。
8.失敗の許容。
9.社員に厳しくフェアである。
10.仕事を楽しむこと。
p.104

全体的に翻訳がわかりにくいところが多かったのはちょっと残念だった。

| 読書(経営学)| 18:37 | comments(0) | trackbacks(0) |

b08077「経済は感情で動く」 感覚と理性の狭間の人間 ☆☆
経済は感情で動く―― はじめての行動経済学
経済は感情で動く―― はじめての行動経済学
マッテオ モッテルリーニ,泉 典子

経営学を学ぶ際に一番はじめに設定されている授業は論理的な思考力を身につけるための「クリティカルシンキング」であったのだが、この本を読んで、なぜそれが必要だったのかが理解できた。
人間はかなり非合理的な行動をとってしまう。それは僕らが理性だけで行動をコントロールできずに、感覚を使ってしまうからだ。
だからこそ、効き目のある薬だと言われればたとえ小麦粉の粒だって、効き目が出てくるのだろう(プラシーボ効果)。

僕らは無意識で行動をとっており、むしろそこを意識的に合理的に考えることができることが、経営者にとって必要なことになってくるのだろう。
この本は、行動経済学の例をとって、僕らが無意識の海から出てきて、合理的な判断ができるようにしてくれるための手助けをしてくれる。もしくは、僕らは決して合理的な判断をとっていないということの気づきを与えてくれる。

しかし、一方ですべてが完全に合理的になってしまうと、人間らしさがなくなってしまうというのも不思議なものだ。
| 読書(経営学)| 22:47 | comments(0) | trackbacks(0) |

b08075「インサイト実践トレーニング」 ☆☆
「思わず買ってしまう」心のスイッチを見つけるための インサイト実践トレーニング
「思わず買ってしまう」心のスイッチを見つけるための インサイト実践トレーニング
桶谷 功

「消費財マーケティング」の授業の参考用に読んでみました。
インサイトとプロポジションの見つけ方が丁寧に書かれています。
潜在ニーズを探りだして新しい商品/サービスをつくりだしていくというのは面白いですね。
仕事はともかく、レポート作成に役立ちそうです。
| 読書(経営学)| 21:46 | comments(0) | trackbacks(0) |

b08073「心脳マーケティング」 消費財マーケの全体像を把握するためのテキスト ☆☆☆
心脳マーケティング 顧客の無意識を解き明かす Harvard Business School Press
心脳マーケティング 顧客の無意識を解き明かす Harvard Business School Press
ジェラルド・ザルトマン,藤川 佳則,阿久津 聡

今勉強している「消費財マーケティング」の指定テキスト。
赤いカバーにハートがあしらってある印象的な装丁だ。

僕らの行動の95%は無意識で成り立っているということで、消費行動も従来のマーケティングの考え方では説明のできない無意識的行動に大きな影響を受けている。
そうしたことから、僕らの無意識を探ることで、消費行動を解明してマーケティングに活かそうよというのがこの本の狙いである。
テキストに指定されるだけあって、読み応えがあるが、消費財マーケの大枠をとらえるには良い本だと思う。
マーケティング担当者が枠にはまった考え方に陥らずに、思考を広げていく方策についても書かれている。

物語としてのほうが記憶されやすいという物語論が個人的には興味深かった。
確かにブランドストーリーといったものや、消費に際しての個人的な物語といったものがあったほうが、商品に対して愛着が強くなるのは確かだと思ったよ。
| 読書(経営学)| 23:57 | comments(0) | trackbacks(0) |
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